学校の良さを取り入れて

新しい指導法や教育のアプローチが生まれる場所がどこか知っていますか?それは教育のど真ん中、学校です。例えば、1年生で学習する繰り上がりの足し算。お馴染みの単元であっても、指導法や授業の展開には一つとして同じものがありません。発問の仕方や使用する具体物、ICT機器をどのタイミングでどうやって取り入れるかなど、各地の学校で新しい取り組みが試みられています。先生方の研究実践のおかげで、授業は進化し続けているのです。そして、これらの研究成果は「研究授業」と呼ばれ、実際の授業実践として一般公開されているものもあります。こどもたちと一緒につくりあげる、授業のライブ発表といったところでしょうか。

私にも、研究授業の授業者としての経験があります。通常授業を終えてから始まる、夜間の作戦会議。学年の先生方と毎晩のように議論を重ねて迎えた45分間。一つの授業のために、費やした準備期間は、なんと半年!こうした研究は、おそらく多くの学校で行われている、先生たちの知られざる一面です。また、見学者として研究授業に参加することも可能です。熱心な学校の取り組みは、最先端のノウハウや事例の宝庫。例えば、先日見学させていただいた6年生の授業では、SDGsをテーマに、こども自ら問題を提起し合い、家庭でできる取り組みについて議論を戦わせていました。

LOUPEは世界で一番、学校と実社会に近い教室です。ベンチャー企業のエッセンスだけでなく、学校教育の良さを積極的に取り入れて、素敵な化学反応を起こしたいと考えています。